木工基礎講座16期 その6
こんにちは、指導員の株本です。
今年も花粉の季節がやってきましたね。
マスクをしておられる方、箱ティッシュ持参の方…
身体が重たいですが、頑張っていきましょう!
さて、前回も行った微調整ですが、慣れもあってか
道具の使い方が少々気になりはじめましたので、
ここで一度、鑿(のみ)の扱いをおさらいしました。
基本に立ち返って、安全な姿勢で作業しましょう。
いまホゾがどんな状態で差し込まれているのか、
どこを削れば、上手く直角が出て隙間がなくなるのか、
確認しては、必要な分だけをなくしていきます。
午前いっぱいでホゾの調整を終え、昼からは、
幕板の留め(=直角に干渉する部分を斜め45度に削る)
の加工へと移りました。
墨付に始まり、鋸挽き、鑿調整…と、
いままでをなぞる作業のようですが、斜めという事で
皆さん苦労していらっしゃいました。
続いて、長手の貫に関して調整をかけていきます。
先週に引き続き、鉋(かんな)を使う作業です。
ホゾが入るまでに幅を削りますが、やり過ぎ注意!
薄い屑がスルスルでると楽しいので、つい…
なんてことが無いように、進めましょう。
ここまでの作業により、一応
すべてのホゾが組めるようにはなりました!
というのも、いざ全体を合わせたときに、干渉しあって
まだ調整が必要な箇所が目立って見えてくることも
往々にして有るのです…
しかしながら、「形になる」というのは、
嬉しいものですね。
全体に鑑みた、最後の直しはまた次週。
その後、鉋とサンドペーパーによる表面の仕上げや調整をし、
いよいよ接着に取り掛かります!
お疲れさまでした。