~木工基礎講座24期~5日目開催しました

指導員の浦上です。後半戦がスタートし、ホゾの仕上げ・座面の板矧ぎを行っていきます!

前回は鋸でホゾの形を大まかに作っていきました。今回から鑿で四角いホゾの形になるように整えていきます。ホゾの効きをつくる向きに注意しながら作業を行っていきます。

ホゾの厚みはホゾ穴に対して丁度になるように削っていきます。いきなり墨線まで削るのではなく削りながら合わせていきます。厚みの面が四角いホゾ穴に沿って入っていくことでねじれを防ぐことが出来る為大切な行程です。

午後からは座面の板を矧ぎ合わせしていきます。板を矧ぐというのは幅を増やすだけでなく、反りを防ぐ目的や見映えを重視したり様々な理由で行われます。大きな板を買って扱うのは大変ですがこの技術を身につけておくと使える材料に幅が増えますね。

鉋を使い「中空き」という接着面の真ん中あたりを紙一枚分空かせる行程を挟むことで、接着面が剥がれてしまう「矧ぎ切れ」を起こしにくくします。接着の際は焦りがちになるので準備を徹底して、頭の中で次の行程を整理して行うのがポイントです。

今回は板矧ぎという新しい作業をしてもらいました。ただの接着でも、丁寧に行わなければ綺麗な作品も仕上がりが残念になってしまうので慎重に行う必要があります。
次回はホゾとホゾ穴両方を仕上げていきます!

担当:浦上