木工基礎講座23期~7日目~

指導員の浦上です。
いよいよ今日は骨格の接着です。その為にはしっかりと確認しておく事があります。
自分の作業を振り返り、その答えが出る日となりました!

最後の調整をして仮組を行います。ホゾの厚み、幅、ホゾ穴の垂直を今一度確認して接着が出来る状態か確認をします。特に、ホゾの厚みに効きがあったり幅がきつすぎると接着の時に抵抗が非常に強くなり作業性が悪くなるので注意です。

仕上げの工程に入りました。鉋をかける前にまずは水引きをして汚れや軽いヘコみをある程度復元させます。鉋をかけることで機械の跡ナイフマークや傷を消して、面の艶を出すことが出来ます。

面を削ったら次は角を取る。面取りをすることで優しい雰囲気が出て手触りが良くなります。

そして本組み・接着です。道具をしっかり準備して、必要な量のボンドをムラなく広げていきます。接着していく順番も考えておかないと、物によってはクランプで固定できない箇所が出てくる可能性があるので事前に手順をシミュレーションしておくことが大切です。

加工の際のズレはどうしても多少出てしまうことがあります。その歪みをクランプの固定の仕方である程度矯正することもできます。本来は必要最低限の本数でカチッと決まるのが理想ですが、数があるといろいろと便利な道具なのです。クランプ様様。

右の写真は後日クランプを外した皆さんの骨格が並んだ様子です。8脚並ぶと壮観ですね。

次回は最終日!8日間の成果がもうすぐ形になります。最後まで頑張っていきましょう!

担当:浦上