木工基礎講座1９期、６日目の様子をお伝えします。
６日目は、鑿を使ってホゾ加工と調整の続きです。
初めて木工の仕口を加工する人には、ホゾを正確に作るというのは
なかなかに大変な作業かもしれません。
地道にスコヤや定規を使い計測しながら合わせていきます。

しかし・・・
あまりいじりすぎますと、ホゾがスコスコになってしまいますから、
できるだけシンプルな作業で済ませたいところです。

みなさん完成に向け黙々と木を削り、合わせを繰り返し
徐々に形が見えてきました。

部材と部材が当たる、「胴付き」という部分がありますが、
鑿の裏を基準にして、墨線にそって突いていきます。
ここが平滑に仕上がらないと、密着してくれません。

時には手本を見せつつ・・・

ホゾ調整が済んだら、幕板のホゾの先を、留め（45°）に
ノコギリでカットし、長手、妻手のホゾが互いに入るようにします。

姿が見えましたね！

次回はホゾ調整の続きと、仮組み、鉋がけ、本組み接着まで進む予定です。

担当　小泉