大工道具仕込み塾 開催しました。
>こんにちは指導員の西です。
今回は二日間の仕込み・道具の扱いに関する知識を
掘り下げて今後の木工につなげられる様に、道具の相談講座
を開催しました。
受講者の持ち込み道具が今回のメインです。
一番多い悩みとしては、カンナの台直しでした。
その他には刃物研ぎがうまくできない、片減りする。
刃物の研ぎ角度を見直したい。玄翁の柄を作り直したい。
おろしたてのノミの仕込みをしたい。などなど、皆さん
の悩みや取り組みたい内容は様々でした。
プロの方でも道具の形や刃の角度、柄を作り直したり、
カンナの台を修理するとなると、大変です。
最初から全部きれいに直しきったり、完璧な調整をする必要
は無いと思います。
もちろん完璧な状態の道具がベストですが、一朝一夕にはできません、
道具の構造と加工内容に対して理にかなった状態に最低限して
おいて少しずつ調子をあげていけるよう調整を重ねていくと良い
のではないでしょうか。
刃物を研ぐ時に様々な課題があるのも今回テーマに上がりました。
どうしても刃が丸くなる、砥石が滑る、など皆さんから鋭いなあ、
と思える質問がたくさん飛び交いました。
砥石の種類や特徴など交えながら、いくつかお話ししました。
道具を仕込むのにも道具が必要ですね、
普段触れることの無い道具を使ってもらい柄を削ったりも
しました。
皆さんそれぞれの取り組む課題もありますが、他の方の内容にも
興味津々です。
今回二日間の日程で開催しましたが、まだ物足りない!
という声を多くいただきました、今後も継続的に開催で
来たらと思います。
ご参加ありがとうございました。