素材杢教室 「我谷盆の食具入れ」 開催しました。


こんにちは、指導員の西です。
気付けば今年もあとひと月、寒くなるのが少し
遅かった分、余計に早く感じますね…

さて、11月の上旬から開催していた我谷盆の
教室が先日終わりましたので、その様子をご紹介。

今回は栗の木を使いスプーンや箸などの「食具」を
入れる卓上用の食具入れの加工に取り組みました。

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粗掘りされた栗の木。機械の加工あとをノミで整える作業からスタート。

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側面が落ち着いたら、図面の線までテーパーが
付くように内側の加工を。

必要に応じて木槌で軽く叩きます。

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側面の刃跡、綺麗にならびましたか?

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2日目は底面をさらいます。
ノミは切れが止まり始めたら刃研ぎを
した物と交換しながら進めます。
ここでも無理はせず必要に応じて木槌を使いましょう。

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皆さん、腕と腰がしんどい…と口々に。

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3日目になると完成まであともう少し。
外側を鉋で削り形を作ります。

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どんな刃物もそうですが、力まかせに扱ってしまうと木材にも
道具にも負担がかかります。丁寧に、必要以上に
力を掛けないよう、作業する事が大切です。

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如何でしたでしょうか、今回初めて一木から彫り出しの
我谷盆の教室を開催しましたが、他の教室で取り組む
刳り物とは一味違う内容だったと思います。

素材杢(そざいもっこう)教室では今後も我谷盆の教室を
定期的に提案していきたいと思います。
興味のある方は、またご参加ください。

ご参加ありがとうございました!
                                指導員:西