素材杢教室 「盆と箸」開催
こんにちは、指導員の西です。
先日、二日間の日程で箸と盆の教室を開催したので
その様子をご紹介します。
今回は主に「カンナの使い方」について学んでいきます。
初日は加工の下準備から。表面加工の墨付けをして、その上に
型紙を貼り付けて、
型紙のラインに沿って糸鋸でカット。
最初の墨線に沿ってカンナを当てます。
一般的には木目に沿ってカンナを掛けますが、
今回は木目に垂直にカンナを当てます。
手の位置を固定して真っ直ぐ手前に引くようにします…
これがなかなか難しいんです。
裏側には彫刻刀で高台の窪みを2㎜ほど作ります。
全体に均等に放射線状に刃を入れると綺麗な仕上がりになります。
木端、木口をカンナで仕上げてペーパーで仕上げます。
箸を削る前に塗料を塗って置いておきます。
すると化学反応で少しずつ濃い藍色になってきます。
続いて箸削り。手のサイズに合わせて長さが決まったら、
四角錐に削っていきます。この時に箸先の細さが決まるので
削り過ぎに注意です。
四角錐まで削れた頃にまたお盆を塗ります。徐々に濃くなってきました。
箸は四角錐から八角錐に。
お盆が乾いたらオイルで仕上げて完成です。
いかがでしたしょうか、シンプルに見えて意外と慣れない作業があったり
意外性と加工に含まれた工夫を感じてもらえたら良かったと思います。
全員無事完成し、また作りたいとの声も聞けて良かったです。
カトラリーなどの食卓物の教室も開催していきますので、また
ご参加ください。
二日間お疲れ様でした!