木工基礎講座19期生 7日目 本組みをしました!


こんにちは指導員の小泉です。

木工基礎講座19期、7日目の様子をお伝えします。
7日目は、ホゾ加工最終調整と鉋がけ、そして本組みです。
ゆがみの無い物を作るには、各部の仕口の合いが命であると言うことを
6日間の作業で、実体験していただけたのではないでしょうか?
「墨付け第一、加工第二」の重要性、道具の扱い、検査ポイントetc…
最終調整がなかなか大変だったようですが、仮組みまで進みましたね。
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仕口の加工はこれで、終わりです。
組み立て前に、勝手墨をホゾに移します。
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部材の表面を整えるためと、角面を取るために鉋をかけますが、
その前に、表面を水を含ませたタオルで軽く拭きます。
「水引き」と言いますが、これは部材についた傷や軽い凹みを復元させて
鉋がけをしやすくする意味があります。
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鉋がけには、「削るためにかける」のと、「仕上げるためにかける」では
意味がかなり違います。
日本の木工では、鉋がけは「仕上げるための鉋がけ」の要素が強い
かもしれませんね・・・
このニュアンス、言葉でうまく伝えるのが難しい・・・。(^_^;
これには鉋の仕込み調整、刃研ぎがすべて出来ていることも大事です。
閑話休題
鉋の刃の出具合、扱い方をおさらいしてから・・・
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各部材すべてを鉋がけです。
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先日矧ぎ合わせをした、ウォールナットの座面も鉋がけします。
ならい目と逆目を見ながら・・・
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角面も鉋で。意外と楽しかったらしいです。笑
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そして本組み。
接着したら後には戻れません。
接着剤を適量ホゾやホゾ穴に塗りつけ、組んでいきます。
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クランプで締め込み、はみ出た接着剤をブラシやウェスで拭い取り、
本組み終了です!
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次回はついに最終日。塗装と、座面取り付けで完成となります!
あと少しですね。
担当 小泉