~木工基礎講座24期~7日目開催しました

残すところもあと一日となりました基礎講座24期。今回は材料の鉋がけと本組みに入っていきます!

本日は本組み(接着)に向けてほぞの最終調整を行っていきます。ひとつひとつのホゾの効きを確認して、妻手方向と長手方向に分けて仮組をしていきます。

おさらいとして、ホゾ穴は綺麗な四角な穴で垂直に掘れていなければならない。ホゾは胴付きが命で、垂直平面に綺麗に落としきる。ホゾも四角く平行に削ることで。ホゾ穴に入った時にねじれが生じにくい丈夫なホゾ組になるわけです。

さて、いよいよ骨格最後の仕上げに入っていきます。鉋をかける前に削ったら消えてしまう勝手墨をホゾ先に写しておきます。これも大事な行程で、接着時の作業をスムーズに行うために必要です。
勝手墨を写したら水引きという材料を濡れた布で全面まんべんなく拭いていきます。木材は水分を与えてあげると傷やへこみが少しだけ復元します。また、鉋で削る際も削れてる部分とそうでない部分とがわかりやすいメリットもあります。

お配りした材料は製材されて綺麗には見えますが、機械の刃物の跡が残っています。また今までの加工の際に出来た傷や汚れなども落とすことが出来、表面をリセットすることが出来ます。鉋は使えると非常に便利な道具ではありますが、その分調整も必要になり良い状態で使えるように日々の仕込みが大切な道具なんですね。

本日の山場、本組みです。接着する際の手順を頭の中で整理し行程をスムーズに行えるよう道具をしっかり準備しておきます。妻手方向から接着をし、最後に長手方向を挟む形で骨格の形を作ります。はみ出たボンドは綺麗に拭き上げて拭き残しがないように注意します。
これで骨格の本組みが出来、次回最終日はやすり仕上げ・塗装・座面固定に入っていきます!

担当:浦上