ウッドライフ教室「オーバルボックス#1」1日目

 こんにちは指導員の小泉です。

 ウッドライフ教室「オーバルボックス#1」の教室の様子をお伝えいたします。
3日間かけて製作していきます。

 これまでに、「#4、#3、#2」サイズを作ってきましたが、それよりもさらに一回り小さい「#1」のサイズを企画しました。これでサイズとしては4種類となり、積み重ねると、段々積みとなって見た目にもインパクトがあります(^^ )

 さて、木で器や入れ物を製作する技法には、板を組む、木の塊から彫る等がありますが、

他に、薄板を型に当てて「曲げる」という方法があります。

日本では「曲げわっぱ」として知られていますね。

年輪の里で体験していただくのは、曲げ木の技法のうち、蒸気を使って曲げる、

「スチームベンディング」という方法です。

 木を曲げると言う体験は普段なかなか無いと思いますので、その感覚を味わっていただきたいと思います。

初めての方には第一歩から、前回受講された方はおさらいを兼ねて挑戦していきます。

一日目は、曲げる材の準備加工と、曲げ実習です。

材料はヨーロピアンビーチを選んでいます。ブナの木の仲間は、曲げ加工のしやすい材料として知られております。

そして、糸鋸盤、切り出し小刀、鉋などを使い加工していきます。

自主製作したい方は、鉋や道具を水分で濡らしたくない場合は、水に浸す前に加工は済ませておきます。

今回は日程の関係で、水に浸した材料で加工をしていますが、道具のアフターケアは大事です。

 すべての加工が済んだら、加熱して木型に当てて曲げていきます。

蓋用と本体用の二枚を曲げます。

加熱にはご家庭でも出来るように、アルミホイル、濡れタオル、アイロンを使って実習しました。

みなさん無事曲げる事が出来ました!

次回は組み立てに入ります。
担当 小泉