ウッドライフ教室「プサルテリー」1日目
こんにちは指導員の小泉です。
ウッドライフ教室「プサルテリー」の教室の様子をお伝えいたします。
プサルテリーは12~14世紀の中世ヨーロッパで盛んに使われた箱形のハープです。
当時は、奏者が聖書の話をプサルテリーで音楽を奏でながら歌ったそうです。
奏法としては、指で弾いたり、バチで弦を叩く、弓で擦って鳴らしていました。
形は曲線を伴う台形や、三角型のものがあります。
箱の材料にはメープルやコクタン、スプルースなどが使われていました。
今回の楽器は現代的にアレンジして、扱いやすい材料と金具を使い製作に挑戦です。
5名の受講生さんと、3日間かけて製作していきます。
木工の基本である、墨付け、加工、組み立ての順に進めて行きました。
道具も糸鋸盤やボール盤などを使い、加工していきました。
本組みをして、箱の形になりました。
響板には、音の抜けを良くするために、サウンドホールを開けますが、ただの丸い穴では味気ないので、
「ロゼッタ」というゴシックの教会のバラ窓をイメージした装飾を加えます。
糸鋸盤で装飾を切り抜いていきます。
なかなか細かい作業になるので次回に渡って切り抜きます。
少し駆け足気味ですが・・・
本体は組み上がりました。
次回は糸鋸作業の続きと、仕上げをしていきます。
担当 小泉