木工基礎講座8期 5日目 ホゾ加工・仕込み
こんにちは、指導員の西です。
基礎講座5日目は篠山から丹波の東にかけて
雪が積もりました。
年輪の里から望む山々は真っ白に… 綺麗ですねぇ…
さて、基礎講座は5日目となり、早くも半分。
今回はホゾの加工と仕込みまで行います。
前回のおさらいと、今回の加工の進め方について。
最初に鋸挽きまで加工したホゾをノミで整えていきます。
加工は胴付き面から厚み、幅、と進めます。
少しずつ刻みながら、胴付き面を仕上げて、
ホゾの厚みを整えていきます。
墨線を越えない様、注意です。
小根、三方胴付きの残り一面も仕上げると、
ホゾが大方出来てきました。
ひたすら同じ加工を16か所…
大変ですがこの作業がとても重要なので、
慎重に丁寧に。 疲れたら休憩しましょう。
ホゾの加工が落ち着いたところで勝手墨の確認をします。
ホゾの仕込みをする時は勝手墨が重要なので、
加工で消えた部分や、見えにくい部分は書きなおしておきます。
勝手墨を確認して仕口を合わせてみます
どこが当たっているのか、きつい場所を探して
少しずつ削ります…
この作業をひと通り説明したところで今回は終了です。
まだ数か所しか調整出来ていない…という方、大丈夫です。
ホゾどうしを合わせる仕込みの作業は慣れないと非常に
時間がかかります。次回は違う内容の作業に取り組みますが、
またこの作業の出来る日が丸1日ありますので、焦らず、丁寧に
加工していきましょう。
次回6日目ではホゾを触る作業は一旦ストップ。
テーブルの天板と、スポーク(丸棒)の加工を行います。