「木・風・音」木の心地よさを感じる研修会 パート4 ・・・楽器と木のつながり・中世の楽器の豊かな音色と響き・・・

 

 いよいよ冬が本格化してきました。あと、1週間もすれば「大寒(1月20日)」。冷え込みもはげしく、寒さが最も厳しくなる頃です。この寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)の仕込みも、ちょうどこの時期にあたります。日本は季節感があり、それぞれの季節に応じた生活が工夫されています。しかし、木製楽器はこの季節の変化にストレスを感じていることもあるようです。冬は寒く・乾燥していて、夏は暑く湿気も多い。この変化によって楽器が変形し、割れることもあるようです。
 会場となる研修室は26℃に設定しましたが、エアコンの風により楽器の音の高さが変わることも、度々ありました。演奏者の方々は演奏中に音の変化をとらえ、音の高さを合わせていました。注意を払わねばならない木製楽器ですが、素朴な音の魅力は何ものにも代え難いです。
 約1時間30分の研修会(お話と演奏会)でしたが、アコースティック楽器の素朴な音の魅力はもちろん、アーティストの個性や持ち味を生かしたサウンドを楽しんでいただきました。

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