指導員の製作活動をご紹介!〈糸のこ編〉


こんにちは指導員の西です。

  「With everyone Stay home.」
       「みんなで家に居ましょう。」

そんな呼びかけが拡がり始めてしばらく経ちますね。
在宅ワークに外出自粛、休校や営業自粛。
多くの方が今までより自宅に居る時間が増えたと思いますが、
そんな方々の「おうち時間」にも木工を提案出来れば…。

と、思ったのですが今回紹介する年輪の里の中身のお話は
おうち時間にはすこし難しいかも…。

                  それは糸のこ盤

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年輪の里には常設で10台の糸のこ盤がありますが、
利用者さんの多くはただの「電動ノコギリ」という
認識のようです。

でも、実はすごく奥が深い。

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小さく薄い物を曲線に切ることも、少し大きな材料でも
部分的にデザインをカットすることも出来る。

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最近は大森指導員が糸のこ試作に取り組んでくれています。
慣れてくるとこんな複雑な形も加工できる。

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もっと複雑だとこんな事もできる…。
東浦指導員の木彫作品や加工依頼で刃物で彫る前に
意匠に沿って糸のこで切り抜くんだそう。
ここまで細かい加工は切っているそばから木が折れたり
するので難易度は高い作業ですが、その辺の使い手の
加減が糸のこ工作の難しさであり楽しさなのかもしれませんね。

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写真の錯覚ではないですよ、実は傾ける事が出来るんです。
そうすると傾斜をつけたカットが出来ます。

この傾斜切りを応用して大森さんが引き出しのつまみを切っ
ていました。四角や丸以外に動物のつまみなど、

面白いパーツ作りやパズル、組木加工に大活躍してくれる糸のこ盤。

年輪の里では四季折々のイベントに合わせた糸のこ教室
も開催しています。コロナが収まればまた来てくださいね、

さあ、次回は何を紹介しようかな、それではまた。