木工基礎講座16期 その4
気持ちのよい暖かな晴れの日が続きますね。
こんにちは、担当の株本です。
2月が終わりに差し掛かり、早いもので
当講座も折り返し地点が見えてきました。
皆さん慣れた様子で、第4回スタートです!
まずは鋸(のこ)を挽く作業から始まりました。
しかし前回と違って「横挽き(繊維に対し直角方向)」の切断。
確認を怠って切り過ぎると、取り返しがつきません!
きちんと各方向からチェックしつつ、加工を進めます。
次に、切った部分をさらに鑿(のみ)で調整します。
胴付き面を墨線に沿って落とした後、ホゾの厚みを
少しずつさらい、程良い「効き」になるまで削ります。
厚みが大き過ぎると、ホゾを受ける脚材が繊維に沿って
割れてしまいます。目安としては、玄能で叩かずとも、
手の力である程度の深さまで入れられるくらいが理想です。
ホゾの厚みを整え終えたら、続いて幅の調整です。
この作業、組み手を作る中でもかなり神経を使います。
緩み過ぎないように、少しずつ…
きれいに入ると達成感がありますね!
墨線を注意深く見ながらの、繊細な鑿加工が大半を占め
とても疲れる一日だったかと思います。
来週には、おおよそ椅子の形が見えてきます。
頑張っていきましょう!