木工基礎講座16期 その3
担当指導員の株本です、こんにちは!
すぐれないお天気で始まった3日目…降るのが雪ではなく
雨混じりになってきたのは、小さな春のサインでしょうか。
皆さん気合い十分、多くの方が開始時間よりも
一足早く来てくださり、作業を始めておられました。
その「前回の続き」であるホゾ穴の仕上げは
精密さを要する作業ですので、
鑿(のみ)の使い方も繰り返し確認しながら
加工を進めます。
仕上げが済んだら、小根(こね)の加工へ!
非常に小さな部分ですので、割れないように
注意しながら欠きとっていきます。
ここまでで、メス(ホゾにおける凹側)は
加工がひととおり終了しました。
オス(同凸側)の加工に移るため、新しい部材のお渡しと共に、
勝手墨をいれ、毛引きによる墨付けを行います。
確認も怠らずに…図面と照らし合わせると
より理解が深まりますね。
この日は早めに休憩をとっていただき、
鋸(のこ)の作業に入りました。
縦挽き=繊維に沿う向きに断ち切る部分を
つぎつぎ鋸入れしていきます。
力を抜かないと、まっすぐ切れません。
意識しても、だんだんググッとりきんでしまい、
ガリガリという音が聞こえてしまう事も…
次の横挽き(=繊維に対し直角に切る作業)でも
鋸の重みで切っていく感覚を掴んでいきましょう!
皆さん、遅くまでお疲れさまでした。