~組子細工 小物入れ編~開催の様子

今回は、5月の組子細工教室の様子をお届けします✉

この教室では、組子細工が施された六角形の小物入れを制作していきます!

そもそも組子細工とは、釘を使わず細い木片を組み合わせて美しい文様を生み出す伝統技法のことを指します。
障子や衝立等に使われているのを見かけた方も多いのではないでしょうか。


組子細工は主に二種類の部材から構成されています。
基礎となる「地組」と、装飾を担う地組に嵌める部材の「葉っぱ」です。

まずは地組の組み立てから、、今回は三つ組手と呼ばれる地組を使用します。
パズルのようにピースを組み合わせて、部材をはめ込んでいきます。

次は、外箱の組み立てへ
底板を箱の形に合うように六角形の形に切り抜いたり、鉋でしっかりと面取りをしたり、下準備はばっちり!
先ほど作った地組を蓋にはめ込んで、丁寧に接着し輪ゴムで巻いて養生しておきます。

午後からは、地組に嵌める「葉っぱ」作りをしていきます。今回は麻の葉文様に挑戦!
小さな材料を角度をつけて削り、地組の正三角形にぴったり嵌るようにします。
このぴったり加減がなんとも難しい、、材料の長さを0.1mm以下で調整し、削っては嵌めて、削っては嵌めて、、この作業の繰り返し

みなさん、治具と鉋を巧みに使いこなし、次々と葉っぱを入れていきます!すごい集中力!

六つの三角形に全て葉っぱが埋まれば、麻の葉文様が見えました!
ひとつひとつ丁寧にボンドを伸ばし接着。外箱の仕上げに面取りをしたら完成です✨

どの回の皆様も素敵な作品ができました!ご参加いただきありがとうございました😊