~木工基礎講座24期~3日目開催しました

基礎講座3日目となりました今回はホゾ穴に対する相方のホゾとなるパーツをお配りし、その加工に入っていきます!
ホゾの加工に入る前に小根とよばれる部分が入るための穴をあけます。小根とは、ホゾが入った時のねじれの動きに対して強くなるホゾの補助的役割がある部分です。

ボール盤で基準を作り、鑿で墨線まで綺麗に取り除きます。様々な姿勢がある中で自分の方向に鑿の刃が向く際は特に扱いに注意して作業をする必要があります。木の繊維を断ち、木くずを排出する。このプロセスが理解できていれば、作業は丁寧に進みます。

小根加工が終わったら、「ホゾ」となる新しいパーツを配布して骨格のパーツが全て揃います。
再び勝手墨から始まり、どんな形のホゾがどこに入っていくのかを頭の中で整理しながら形にしていきましょう。

ホゾの形にしていく為にケヒキを使って線を引いていきます。まだ、ホゾの形はイメージしにくいですが鋸や鑿をどこに入れていくのかを明確にする大切な作業です。ケヒキは一度設定した幅を、全ての箇所に引き漏れがないか確認してから次の幅に変えるようにします。確実な基準の線がひける事が木工上達の要となります!

今回はホゾとなる新たなパーツをお配りしました。似たような形の材料が増えてくると勝手墨がいかに大切かわかりますね。次回は鋸と鑿でそれぞれのホゾの形を作っていきます。

担当:浦上