~木工基礎講座24期~2日目開催しました
基礎講座2日目となりました今回は鑿を使ってホゾ穴を空けていきます。
前回の墨付け・ボール盤の作業を振り返り、手工具を使の使い方を学んでいきます。
まずは3分という9ミリ幅の鑿でホゾ穴を四角に掘っていきます。ボール盤で出した基準を目安にして取り切れなかった部分を刻んで木くずを外に排出していきます。気をつけるのは墨線を越えないようにすること。あえて少しだけ肉を残し完全には取りきりません。後に相方の「ホゾ」を作っていくのですが最後にはめ合いを確認して調整をするために残しておきます。
鑿を扱う上で大切なのは姿勢です。構える姿勢によって作業が捗り体の負担も減ります。安全に刃物を扱うためにも必要なことなので少しずつ体で覚えていきます。
幅方向に鑿がはいったら厚み方向にも一寸幅の鑿を墨線まで確実に落としていきます。これでホゾ穴加工はこの段階で一端完了です。木工ではいかに上手に材料を減らしていくかが大切なので、減らしすぎない意識を持つようにします。ないものは増やせませんがある物を減らすことはいつでも出来ます。
今回は1日のみ加工の作業が続いて大変だったと思います。ホゾとホゾ穴を作る際にはまず「ホゾ穴」から作っていきます。ホゾを先に作って、それにぴったり合うホゾ穴を作るというのは中々至難なのでこのような順番になるんですね。
次回は新しいパーツを配布して椅子の骨格となるパーツが揃います!毎週新しい事が頭に入ってくると思いますがパンクしないように一個ずつ取り込んでいきましょう!
担当:浦上