木工基礎講座21期生4日目

こんにちは指導員の小泉です。

木工基礎講座21期。
4日目は、鋸の横引きと、鑿(のみ)を使って、幕板と貫を、ホゾの形に加工する作業です。

ホゾとは、構造体の強度を高めるための継ぎの技術で、先人達が木の特性を生かして、

様々な形を産み出してきました。

差し込む方を男木(おんぎ、オス)、差し込まれる穴の側を女木(めんぎ、メス)と呼びます。

加工の精度が悪いと、組み立てた時に、ねじれて組まれたり、直角が出なかったり、

本末転倒な事になってしまいますから、加工は慎重かつ正確に。(^_-)

鋸の横引きで一部を切り落としていきます。

墨線どおりに鑿で削り仕上げます。

指をケガしないよう、作業台の込み栓やクランプを駆使して、

材料と刃物を安全に保持しながら作業することが大事です。

ホゾが仕上がったら、胴付き面を仕上げていきます。

墨線と鑿の裏を基準にして、慎重に刻んで仕上げます。

と言うところで今回はこれまで。
次回は引き続きホゾ合わせの実習と、座面の板矧ぎ実習をしていきます。
担当 小泉