木工基礎講座開催の様子~前編~
こんにちは指導員の水瀬です。
5月から全6回で構成されている木工基礎講座。前半3日間が終了し、作品完成に向けて折り返し地点に到達したのでその様子をご報告します!
木工基礎講座では丹波産のヒノキ材を使ってスツール(イス)を作ります。釘やビスは使わず枘継ぎ(ほぞつぎ)で組んでゆくので、鋸や鑿など道具の扱いの基本を学ぶことが出来ます。
墨付けの作業からスタートです。脚材の木目をみながら向きなどを決め、加工がしやすい様に勝手墨や加工線を鉛筆やけひきを使って丁寧に墨付けします。
墨付けをして加工する箇所が明確になったら、幕板の枘穴加工へと移ります。ボール盤で粗彫りをしてから鑿を使って彫っていきます。けひきの線を越えてしまわない様に確認しながら少しずつ慎重に作業を進めます。枘穴はまっすぐ正確になっていることも大切です。確認しながら加工していきます。
枘穴の加工が完了したら、次は幕板の枘加工をします。けひきを使って加工線を引いたら鋸で加工線の外側を切ります。縦引きと横引きを使い分けて、まずは二方胴付きの形に切り出します。
鑿を使って胴付き面と枘の幅を調節します。一度にたくさん削ろうとすると削りすぎてしまい、枘が緩くなってしまう可能性があるので、枘穴に当てて確認しながら少しずつ削り取っていきます。
ここまで木工基礎講座前半三日間の様子をご覧いただきましたが、いかがだったでしょうか。
前半は順調に進んで来れましたが、この調子で無事にスツール完成までたどりつけるのか!
後半へ続く。。。
担当:浦上・水瀬