令和4年「木育活動」8/19 認定こども園 百合学院幼稚園(尼崎市)

 幼小中高の一貫教育をおこなっている百合学院。夏休み中の預かり保育で登園した園児は突然の訪問者に驚いていましたが、おもちゃ体験が始まると「一緒につみきをしたい」「バスのおもちゃを貸してほしい」等、自分の気持ちを伝えようと私たちの周りに集まってくれました。

3.4.5歳の縦割り保育でホールに集まった子どもたち。今から始まる木製玩具体験にワクワクしているようでした。
大きさ、高さは、園庭にあるような大きなすべり台ではありませんが、足の裏や指ではしごを感じながら、ゆっくりと登っていく緊張感や、登り切った満足感があるようです。
緩やかな坂道を滑り降りる木の車。その動きを目で追いながら、頭の中で物語ができていくのでしょうか。
木玉プールも順番待ちの子どもたちが列を作っていました。球・卵・太鼓の形をしたヒノキボールが触覚・視覚・聴覚・嗅覚を刺激してくれます。
一人で黙々と積み上げる
友だちと一緒に積み上げる
広々としたホールなのでおもちゃ同士の間隔もあり、ゆったりとしていました。この空いた場所を動く車(バス)を持った男児が運転手となって通り過ぎていきました。
9月5日に再度訪問し、年長クラスの子どもを対象に「木の話」をおこないました。のこぎり・金づちを使った簡単なおもちゃ作りを見せ、道具を正しく使うことで遊びの世界が広がることを伝えています。
ヒノキやクスノキをかんな削りし、匂いの違いを感じてもらいます。薄いかんなくずがででくる様子を見る子どもたちは真剣です。