ウッドライフ教室「オーバルボックス」の様子

 こんにちは指導員の小泉です。

 ウッドライフ教室年内最後の「オーバルボックス」製作教室の様子を3日分をダイジェストでお伝えいたします。
毎回大変好評をいただいており、積極的に開催を続けてきましたが、年内開催も今回で最後。

初めての方はもちろんですが、もう一度製作にチャレンジしたい方も参加いただいております。

 さて、木で器や入れ物を製作する技法には、板を組む、木の塊から彫る等がありますが、

他に、薄板を型に当てて「曲げる」という方法があります。

日本では「曲げわっぱ」として知られていますね。

年輪の里で体験していただくのは、曲げ木の技法のうち、蒸気を使って曲げる、「スチームベンディング」という方法です。

木を曲げると言う体験は普段なかなか無いと思いますので、その感覚を味わっていただきたいと思います。

 一日目は、曲げる材の準備加工と、曲げ実習です。

材料はヨーロピアンビーチを選んでいます。ブナの木の仲間は、曲げ加工のしやすい材料として知られております。

使う道具は様々。

糸鋸盤、切り出し小刀、かんな、アイロン、ディスクサンダーetc…

加熱にはご家庭でも出来る、アルミホイル、濡れタオル、アイロンを使って実習しました。

2日目に様々な道具を駆使して、オーバルボックスの形に向かって加工、組み立てを進めます。

はじめて体験する方は、手間と道具の多さに驚かれますね(笑)

3日目は仕上げです。ちょこっと体験に焼きペンを入れ、自分だけのオーバルボックスに仕立てました。

3日間かけて皆さん無事にオーバルボックスが完成しました!

お疲れ様でした。(^o^)

暮らしを豊かにする道具として末永くご利用ください。

 

 本年はコロナ禍の中、教室をどう運営していくか等、指導員皆手探りで木工教室を開催して参りました。

来年はより充実した年にしたいですね。

再び工作室でお会いできることを祈り。

皆さん良いお年を!(^_^)/~

担当 小泉