ウッドライフ教室「オーバルウィングハンドルボックス」1日目
こんにちは指導員の小泉です。
ウッドライフ教室「オーバルスウィングハンドルボックス」の教室の様子をお伝えいたします。
3日間かけて製作していきます。
これまでにご好評いただいている、オーバルボックスの派生デザインとして、新たに可倒式ハンドル付きのオーバルボックスを作ります。
曲げる方法は、これまで継続的に開催してきた、オーバルボックスシリーズと同じ、「スチームベンディング」という方法です。
日本の伝統工芸はヒノキやスギの薄板をお湯で煮て曲げていきますが、ここでは西洋の方法を応用して、蒸気を利用して木を温める方法を使っています。
木を曲げると言う体験は、普段なかなか無いと思いますので、その感覚を味わっていただきたいと思います。
材料はヨーロピアンビーチを選んでいます。ブナの木の仲間は、曲げ加工のしやすい材料として知られています。
糸鋸盤、切り出し小刀、鉋などを使い加工していきます。
自主製作したい方は、鉋や道具を水分で濡らしたくない場合は、水に浸す前に切削加工は済ませておきます。
今回は日程の関係で、水に浸した材料で加工をしていますが、道具のアフターケアは大事です。
ハンドル用と本体用、蓋用の3枚を曲げます。
加熱にはご家庭でも用意出来る、アルミホイル、濡れタオル、アイロンを使って実習しました。
みなさん、割れたり折れたりする事無く、曲げる事が出来ました!
このまま、1週間ほど養生しておきます。
次回は組み立てに入ります。
担当 小泉