ウッドライフ教室「プサルテリー」3日目

 こんにちは指導員の小泉です。

 ウッドライフ教室「プサルテリー」の教室の様子をお伝えいたします。

3日目は、加工の続きと塗装まで進みました。

 前回接着した響板の各部隅の余分を切り落とし、目違いを鉋で整えていきます。

角を丸く仕上げていきます。

糸鋸盤で切れるギリギリの厚みがあるため、切断面が歪まないように慎重に切り進めます。

チューニングピンと弦を掛けるためのエンドピンを打ち込むための穴開け。

垂直に開ける穴はボール盤で、斜め方向に開ける穴は電池ドライバードリルを使いわけていきました。

弦楽器の中でも重要な部品の一つ、ブリッジの接着をして・・・

サウンドホールの装飾を仕上げて、これも接着。

今日の最後の工程、サンディングと塗装に入りました。

塗料を均一に吸い込みやすくするため、#240のペーパーヤスリで全体をまんべんなくペーパーがけします。

塗料にはウレタン含有のオイルを使いました。

楽器はその特性から、なるべく湿度などの影響を少なくするために塗装をしっかりとしています。

バイオリンの世界ではシェラックニスなどが使われています。そのノウハウはとても深淵なものがあり、半ば呪術めいた物まで存在しますが・・詳細は割愛します。

今回のプサルテリーはそこまでシビアなものは求めませんので、2回塗りでおしまい。

次回はいよいよ最終日。

楽器に命を吹き込んでいく作業となります。

午後には、音楽療法士の継岩典子さんをお招きして、オープンレクチャーを開催します。

プサルテリーはどんな音がするのか、どんな演奏が出来るのか、など興味のある方は、当日見学自由ですので、ぜひお越しください。


担当 小泉