ウッドライフ教室「スマートフォンスタンド」

 こんにちは指導員の小泉です。

 ウッドライフ教室「スマートフォンスタンド」の教室の様子をお伝えいたします。

年輪の里には、プロ機として使えるほどの高性能の糸鋸盤が常備されています。

その機械の扱い方を指導し、より充実した木工クラフトの視野を広げていただきたい

という主旨で企画しております。

 楽器をモチーフに、見本写真を元にご自身で図面を書き、それがそのまま型となります。

型紙をハサミやアートナイフで丁寧に切り、シンメトリーの型を作ります。

 型紙が出来たら材料に貼り付け、糸鋸盤で切っていきます。

線の通りに切れるように慎重に。

今回使った材料は、チェーリーとウォールナットを組み合わせて

接ぎ合わせた物です。

 糸鋸の得意とするのは、曲線挽きです。

材料を曲線に合わせて、ゆっくりターンさせながら切っていきますが、

糸鋸初体験の方に多いのは、必要以上に腕や肩に力が入りすぎていて、

スムーズに材料を回せておらず歪になってしまったり、糸鋸の歯が材料に

食い込んでバタバタと弾んでしまいます。

 歯先を軽く材に当てて、ばたつかない程度に材料を保持することを心がけたいものです。

力を抜くことで繊細な挽き回しが出来るようになると思います。

ベンジンを使い、型紙を剥がします。

型紙はシナベニヤなどに貼っておけば、それを元にいくつも作る事が出来ます。

縁取りに、焼きペンを使っています。

焼きペンは木を焦がして描くための道具で、絵を描くことも出来ますよ。

表面をペーパーで面取り塗装前下地を整え・・・

オイル塗装で仕上げです。

それぞれ思い思いの曲線で描いた楽器の形をした素敵なスマートフォンスタンドが出来ました。

末永くお役立てください。

お疲れ様でした。
担当 小泉